税理士の選び方

税理士の選び方

目次

1.税理士の探し方
2.税理士の選び方



1.税理士の探し方
【知り合いに紹介してもらう】

信用できる知り合いの社長さんから紹介の場合、あらかじめ、サービスや料金、税理士の人柄などもわかるため、何といっても安心感があります。一方で、もし紹介してもらった税理士が自分と合わなかった場合、紹介してもらった手前、なかなか契約を解除しづらい面もあります。

【インターネットで探す】

自分の視点で税理士の年齢やサービス内容、料金、税理士事務所の場所など、納得がいくまで探すことができる一方で、自分に合った税理士を見つけるまでに手間と時間がかかってしまう場合もあります。また検索では高額のSEOをかけている事務所ばかりがかかり、「本当によいもの」を見つけにくい面もあります。

【税理士紹介会社から紹介してもらう】

最近では、設立当初は資金面より税理士は付けずに、決算が近づいた頃に税理士紹介サイトに頼む傾向があるそうです。
紹介会社は無料でお客さまに税理士を紹介する一方、税理士から手数料をとっています。この手数料の計算方法は、年間顧問料の40%〜60%といった成功報酬型ですので、紹介会社はできるだけ顧問料の高い税理士を紹介しますし、税理士も手数料を上乗せして顧問料を提示することがあります。したがって、自分で探すよりも顧問料が高くなる傾向にあるようです。いずれにせよ自分の希望に添った税理士を何度でも紹介してもらい会ってみることをお勧めします。


2.税理士の選び方
【節税に強く、税務調査対応もしっかりとしてくれる税理士】

節税するノウハウがないと、無駄な税金を納めることになります。また、節税に強くても税務調査にしっかり対応してくれないと、税務調査で節税額以上の税金を支払うことになってしまいます。税務調査は「強気」だけでは対応できません。事前に調査官が突いてくるだろう論点を想定して理論的に整合性のある反論を用意しておく必要があります。また時には多くの交渉能力も求められます。税務調査での経験値の高い税理士を探すことをお勧めします。

【適正な料金】

料金は安ければ安いほどよいとお考えかも知れませんが、あまり安すぎるとかえってサービス内容が悪く、結果として損をすることもあります。現在都心部では税理士の顧客争奪が激しく、中には驚くような低料金で引受ける事務所も出てきています。料金水準とサービス内容をよく照らし合わせながら注意して選ぶことをお勧めします。また年間を通してどのような業務が必要とされて、それには全体としていくらかかるのかを事前に確認しておくことが必要です。後からの「追加料金」「別途料金」に悩まされないよう最初から注意しておきましょう。

【サービス内容が豊富】

税務申告書の作成や税務相談を受けるのが税理士の主な仕事ですが、それだけではなく、経営分析や事業計画の作成サポート、IT戦略、資金繰りや融資、助成金などの相談にものってくれる税理士を選ぶと、今後の会社にとって大きなプラスになります。また、お付き合いが長くなると将来贈与税や相続税といった資産税の問題が生じてきます。法人税、所得税、資産税をトータルで複合的に対処できる税理士を探すことも重要なことです。

【相性】

相性も税理士選びの際には重要になってきます。税理士とは今後、長い間継続的につきあっていきますので、フィーリングの合った税理士を選びましょう。信頼関係が築け、何でも気軽に相談できる関係になれるかが、パートナーとして今後長くお付き合いしていく上で大切なこととなります。

PAGE TOP